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いずれにせよ、まず、UTPが取組まなければならないのは、明らかに契約違反を行い割引販売を行っているショップの是正であろう。 また、UTPとの契約を遵守している美容夢楽に対しては、圧力をかけるのではなく、協力して秩序あるインターネット販売のモデルを作る方が得策と考えられる。

と、いうのも、美容夢楽のバックボーンには優れたインターネットインフラと頭脳集団が存在しており、もしUTPがこれを甘く見て、美容夢楽を本気で怒らせるようなことになり、美容夢楽がUTPに対して反旗を翻すような事態になれば、UTPは取り返しの無い事態に陥るであろうからである。

先に出てきた激安ディスカウントの 「美々SHOP」 は、販売規模こそ美容夢楽を超えたが、それは、諸全、楽天やビッダーズなどのインフラに乗っかっているだけであり、独自のインフラはほとんど無いため、仮に 「美々SHOP」 がUTPから商品を仕入れることが出来なくなった場合、ブレークポイントを下回ることになり商売として成り立たなくなる、つまり、UTPとしては簡単にひねり潰せるが、美容夢楽の場合そうはいかない。

美容夢楽は独自のインフラで販売しているため非常に低いコストで販売を行うことが可能、つまり、ブレークポイントが非常に低く、言い換えれば、非常に優秀なネットショップであると言える。 UTPは、美容夢楽を簡単に捻り潰すことは事実上不可能であるばかりでは無く、もし、美容夢楽がUTPと競合する商品を販売するようになれば、UTPにとって非常に怖い存在となるであろう。

UTPも香港で独自のネットショップでの販売を開始するなど、ネットショップでの販売の重要性は認識しているようであり、何だかんだ言ったところで、結局、最終的にはUTP自身が日本国内でも独自のネットショップを展開することは時間の問題、つまり、UTPの香港での独自のネットショップでの販売は、言わば、日本国内でも独自のネットショップを展開する準備であると見ることもできる。

そのような流れを見ると、UTPが美容夢楽に宣伝自粛を要請した際に、美容室やエステサロンからのクレームと言っているようであるが、もしかしたらこれは方便であって、もしかしたらUTPがインターネット販売のイニシアチブを取りたいが故に、インターネット販売の実力の高い美容夢楽を叩いたのではないかといううがった見方もできる。

そこらへんのUTPの計画なり意図なりというものは、もう少し時間が経たないと、我々には見えてこないと思うが、しかし、少なくとも言えるのは、UTPが独自のネットショップを美容夢楽の利益に反する形、美容夢楽の協力無しで日本で展開することは難しいであろうということである。

現在の所、美容夢楽にはUTPと協力してビジネスを進めようとする穏健派がいて、UTPとうまくやっていける限りにおいては、UTPに取って代わってプラセンタ販売の取りまとめを一手に行う所までは考えていないようで、UTPと協力しながら進む方向を模索しているようだが、所詮、UTPは独自の技術を持っているわけではない。単なる中間問屋なのである。 美容夢楽が本気になれば、UTPに取って代わることは容易であろう。

UTPには更なる根本的な問題がある。 それは、メーカーのUTP離れである。 メーカー側から見た場合、UTP以外でも、より多く商品を販売してくれるルートがあれば、そちらの方ガ有難いということになる。 現に、UTPに商品を納入しているある主力メーカーは、全く同じ製品を他のブランドで積極的に販売を開始した。 ユーザーの方も、それらの製品に違いが無いことは見抜いており、しかも、UTPによる定価販売の縛りを受けない同等製品を選択する人も多い。

上記のような一連の状況を見た場合、UTPは販売効率の悪い美容室やエステサロンなどより美容夢楽と手をガッチリ組んで、滅ぼされないようにするのが最善と考えられるが、さて、このゲーム、今後、どのように進むのか注目である。

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プラセンタ・ジャーナリスト よかろうもん

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